「リアル推しの子」と呼ばれた彼女が、活動休止を発表しました。
2025年7月。藤崎凪さんの活動休止発表は、多くのファンにとって驚きと共に、ぴぃ子も「やっぱり…」と、思ってしまったニュース。
元「手羽先センセーション」のメンバーであり、現在は「最終未来少女」の中心メンバーとして活躍していた藤崎さん。その裏で彼女が担っていたのは、“ママ”というもう一つの顔でした。
しかも、2人の子どもを育てるシングルマザー。1人でも大変なのに2人って…。
SNS上では「リアル推しの子」「強すぎる女」と称賛の声があふれていましたが、きっとその声の裏で、彼女自身は限界ギリギリの毎日を過ごしていたのだろうと、私も一人の母として感じました。
この記事では、藤崎凪さんの歩んできた日々を、一人のママ目線で、そして“推し”としての視点も交えて、静かに紐解いてみたいと思います。

ぴぃ子
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活動休止を発表…藤崎凪さんとは?

モデルプレスより出典
2025年7月6日、X(旧Twitter)にて、藤崎凪さんは体調不良による活動休止を発表しました。
彼女の名前を初めて知ったのは、「リアル推しの子」という言葉がトレンド入りしていた日でした。最初は“ネタ的な称号”かと思ったんです。でも調べれば調べるほど、それがただの例えではないことに気づかされました。
藤崎凪さんは、1999年生まれ、北海道出身のアイドル。
10代の頃から芸能の世界に身を置き、2017年には“日本一かわいい女子高生”を決める「女子高生ミスコン2017-2018」に出場。そこで関東グランプリとモデルプレス賞をW受賞するという華々しいスタートを切りました。
その後もモデルやユニット活動など、着実に芸能の道を歩んでいましたが、ある時期からその姿を見かけなくなりました。
そう、彼女は一度、芸能界を離れていたのです。
20歳で第一子を出産し、専業主婦として育児に専念。さらに22歳で第二子を出産。一人の母として子どもを最優先にする日々を選んでいたのだと知った時、私は思わず画面越しに息を呑みました。
その後、離婚を経て、2人の娘さんを連れて再び芸能界へ。そして現在は音楽ユニット「最終未来少女」のメンバーとして活動をしていました。
ただの若手アイドルではなく、2児のシングルマザーとしてステージに立ち続けてきた女性。
しかも、家庭を優先することも、芸能の夢を諦めることも選ばず、“両方をやる”と決めた人。
そして、あまりにも過酷なスケジュールをこなしながらも、ステージの上ではいつもキラキラと笑っていたのです。
きっとその姿に、アニメ『推しの子』のヒロイン・星野アイを重ねた人は少なくなかったはずです。でも、アニメとは違って、現実の凪さんには“演出”や“脚本”なんて存在しない。
あるのは毎日のリアルと、彼女自身の覚悟だけでした。
20歳で母に、22歳で再出発|家族構成と出産年齢
2023年8月の段階で、藤崎さんは「3歳と1歳の娘がいる」とサンジャポで明かしています。そこから逆算すると、第1子は2020年夏頃、第2子は2022年夏頃に出産されたと考えられます。
彼女の生年月日は1999年12月。
つまり、20歳で第一子を、22歳で第二子を出産。当時は北海道に住み、専業主婦として子育てに専念していたそうで、インタビュー記事でもこのように語っていました。
北海道で、今のような芸能活動は一切やっておらず、専業主婦をやっていました。
以下のように年齢を整理してみると、その怒涛ぶりが一目で伝わってきます。
年 | 藤崎凪さんの年齢 | ライフステージ |
---|---|---|
2020年夏 | 20歳 | 第1子出産・主婦として育児スタート |
2022年夏 | 22歳 | 第2子出産・2児の母へ |
2023年 | 23歳 | 離婚 → 東京へ移住 → 芸能界復帰 |
2025年現在 | 25歳 | 活動休止を発表(シングルマザー歴約3年) |
小さい子どもを連れて東京に行くことをかなり反対されましたが、ずっとやってみたかった芸能活動だったし、「自分だったらいける!成功できる」という自信があったので、離婚して2週間後には東京に来ました。
そんな言葉と共に、離婚からわずか2週間で子どもを連れて上京したと語る藤崎さん。
正直、想像もできないほどの決断だったと思います。でも、藤崎さんは“怖くなかった”とは一言も言っていません。
むしろ、不安も迷いも抱えたまま、それでも前を向こうとしたんじゃないかと、私は勝手ながら感じています。
藤崎凪さんの「1日」をのぞいてみる

「2児のママであり、アイドルとしても活動している」
言葉で聞くとなんだかサラッと流せてしまいそうですが、実際に藤崎凪さんの“1日”を知ると、その裏にあるエネルギーと努力の大きさに圧倒されます。
彼女がインタビューで語っていた平日のタイムスケジュールを、できるだけ具体的にまとめてみました。
🕒 平日のタイムスケジュール(藤崎凪さん・2024年時点)
時間帯 | 内容 |
---|---|
7:00 | 起床/朝食準備開始 |
7:30〜8:30 | 子どもたちが起床→朝食→着替え・保育園準備 |
8:30頃 | 自分の支度(メイク・身支度など) |
9:00前後 | 子どもたちを保育園へ送る |
9:30〜16:00頃 | 撮影・ライブ準備・レッスンなどの仕事(保育時間内に調整) |
16:30〜17:00 | 保育園お迎え→帰宅 |
17:00〜19:30 | 夕食準備→食事→お風呂→少し遊ぶ時間 |
21:00頃 | 子どもたち就寝 |
21:00〜深夜 | 掃除・洗濯などの家事/自分の仕事チェック/息抜きタイム(映画・半身浴など) |
1:00〜2:00 | 就寝(でも夜泣き対応があればさらに遅くなることも) |
このスケジュールを見て、正直なところ私は「これ、1人で全部こなしてるって本当…?」と目を疑いました。
特に衝撃だったのが、“子どもたちが寝た後”の時間。多くのママはここで「一緒に寝落ち」するのが通常運転ですが、凪さんはその時間を「家事・自己管理・自分時間」にあてているんです。
もちろん、夜にライブや撮影が入る日もあるそうで、そんな日はシッターさんや事務所スタッフの力を借りて、どうにかやりくりしていたとのこと。それでも根本的には、「自分がやらなきゃ」という強い責任感が、彼女の1日を動かしていたのだと伝わってきます。
「特別なママ」じゃなくて、「超頑張ってるママ」だった
外から見ると、きっとキラキラして見えたはずの彼女の生活。でも、決して特別な人だからできたわけじゃない。
むしろ、“限界を知ったからこそ、自分で抜きどころを決めていた”と語っています。
たとえばこんなエピソードがありました。
「限界まで我慢して、もう無理!ってなる前に30分タイマーをかけて泣くようにしてるんです」
「負の感情は30分しか続かないって聞いたので、思いっきり泣いて発散します」
これを読んだとき、私は涙がこみ上げました。なんて不器用で、なんてまっすぐで、なんて人間らしいママなんだろうって。
どこまでも頑張り屋だけど、ちゃんと自分の心と向き合って、そして時には抜くことを許している。
そんな凪さんの“1日”は、まさに「リアル推しの子」の日常そのものだったと感じてます。
「頑張りすぎない」でも、限界はくる
藤崎凪さんは、子育てのスタンスとして「頑張りすぎない」という言葉を何度も繰り返しています。それは決して“手を抜く”という意味ではなく、自分のキャパシティをちゃんと知って、「今、限界かもしれない」と気づける力のこと。
彼女はこう語っていました。
「全部完璧にやろうとして、全力で1日を過ごして、限界が来て…それを繰り返してたら、本当に体も心も壊れかけてしまった」
「だから今は、“ここまでやったら疲れる”というラインを越えないようにしてるんです」
私はこれを読んだとき、「あ、私もやってる…」と心の中でつぶやいてしまいました。
ママって、“気づいたら無理してる生き物”なんですよね。子どもが熱を出した日、予定通りにいかない日、夜泣きが続いた週。
「誰か助けて」と言いたいけど、言った瞬間に“弱い母親”って見られそうで、なかなか声に出せない。
そんな中で、凪さんは自分の限界をちゃんと認めて、自分で“抜き方”を見つけていた。
それが、お菓子だったり、お酒だったり、映画だったり、半身浴だったり、そして時には“30分泣くこと”だった。
これ、私、明日からマネします。「泣いちゃダメ」じゃなくて、「泣く時間を作る」って、ものすごく優しいセルフケアじゃないですか。
子どもに素直に伝える強さ
もう一つ印象的だったのは、彼女が「限界であることを、子どもに素直に伝えている」と話していたこと。
「今日はママ、すごく疲れてるんだ」
「ちょっと泣いてくるから、少し待っててくれる?」
そうやって伝えることで、子どもたちも“ママだって人間なんだ”って受け止めてくれるようになったそうです。
私も子どもに「ママ、今日ちょっとしんどい」って言ったことあります。でもそのあと、「だいじょうぶー?」って言われるたびに、涙がこぼれそうになるんですよね。子どもって、本当にすごい。受け止めようとする力があるんです。そして、よしよしと頭をなでてくれたりする…。
凪さんもそんな風に、ママとしての弱さもちゃんと見せながら、子どもたちと一緒に生きていたんだと思います。
「シングルマザーだから大変」とは、一度も言わなかった
もうひとつ、彼女の強さを象徴するような言葉がありました。
「周囲にシングルマザーが多かったので、大変だと感じたことはあまりないんです」
もちろん、日常はハードの連続。下の娘さんはイヤイヤ期の真っ最中だそうで、食べない・着替えない・寝ない…そのあたりの葛藤は、私たちと同じ。
でも、「大変だけど、大変じゃないと思ってる」というマインドが、本当にしなやかで、強いなと思いました。
ママ友と話して、「みんな同じように悩んでるんだ」と知れることが救いになる。
そういう“等身大の感覚”を忘れずにいた彼女は、やっぱりアイドルだけど、どこまでも“ママ”だったんです。
一人で背負いすぎないでほしい

正直、最初に「藤崎凪」「AI画像疑惑アイドル」と並んで検索されているのを見たとき、ちょっと驚きました。
AIかと思うほど整っているビジュアルに、「加工しすぎでは?」なんて声もあったようですよね。
でも、私が彼女を知って、感じたことはただひとつ。
この人は“美しさ”じゃなくて、“生き方”で光ってる人なんだってこと。
誰かに作られた理想像じゃなくて、自分で選んだ現実を、体ごと引き受けて、笑っていた。
見えないところで、何百回も泣いて、何千回も「やるしかない」って自分を奮い立たせてきたんだろうなと、勝手に想像してしまいました。
SNSにはきらびやかな姿が映るけど、そこに映っていない現実。
子どもの夜泣きも、イヤイヤ期の格闘も、洗濯物の山も、全部彼女の“アイドル活動”の一部だったんじゃないかなと思っています。
一人で背負わないでって、誰かが言ってあげたかった
「子どもがいても、キャリアは実現できる」
「夢を諦めない姿を見せたい」
「私はシングルマザーでもやれるって、証明したい」
そう言って、彼女はたくさんの壁を乗り越えてきたけれど、私は思います。
本当は、ちょっとくらい背負わなくてもよかったんじゃないかなって。
限界を迎えるまで誰にも言わずに頑張るタイプの人って、誰かに「助けて」って言えないんですよね。でも、きっと彼女も、「大丈夫?」って声をかけられたかった日が何度もあったんじゃないかと思うんです。
誰かに頼ることは、弱さじゃない。休むことは、逃げじゃない。“AI画像”なんて呼ばれるような完璧さなんて、別になくたってよくて。
私たちはもっと、リアルなママの「つらい」「しんどい」も肯定していくべきだと思うんです。
きっとまた戻ってきてくれる、そう信じてる
活動休止を発表した今、彼女はどんな風に毎日を過ごしているのでしょうか。
お子様たちと過ごす静かな日常のなかで、自分を取り戻していっていることを、私はただ願っています。
だって、本当にかっこいいママだったから。
子どもを抱えながら夢を追う姿は、アニメの世界だけじゃなかった。本当にその現実を生き抜いた、藤崎凪さんという“推しの子”が、確かに存在した。
そして私は、彼女がステージに戻ってくる日を、焦らず、ゆっくり待ちたいと思っています。
まとめ|藤崎凪さんがまた笑顔で戻ってくる日を待っています

「リアル推しの子」と呼ばれ、ビジュアルの高さから「AI画像疑惑アイドル」とも言われながらも、それでも、ママとして、アイドルとして、彼女は自分の道を歩いてきました。
誰かが作ったストーリーじゃなく、台本も、演出もない――本当の現実の中で。
2人の子どもを育てながら、夜遅くまで家事をして、自分の夢と子どもたちの笑顔、両方を守ろうと、きっと歯を食いしばるような日もあったと思います。
活動休止は、決して“終わり”じゃない。
それは、人生を長く歩き続けるための「一度、座って深呼吸」だと思うのです。
SNSのフォロワー数でもなく、私は、“一人のママとしてここまでやってきたあなた”を尊敬しています。
どうか、今はゆっくり休んでほしい。
我が子の寝顔を見ながら、ご自身の心にも「大好きだよ」って、ちゃんと伝えてあげてほしい。
そして、またいつか、あなたのペースで、あなたらしく。
笑顔で戻ってきてくれる日を、私はぴぃ子として、ママとして、心から待っています。
藤崎凪さん、本当におつかれさまでした。そして、また会える日まで。

最後までお読み頂きありがとうございました!
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